|
問題行動と身体の異変の関係 ただその場の状況で「不愉快」である正直な気持ちを、牙を出し唸る行動で表してるので、モナミは正に狼犬らしい 表現力を持ってい ると言えます。 しかし、こうして正直な気持ちを表現できるのは、表現する相手である人間を信頼しているからであり、人もモナミ の狼犬としての習 性や性格を理解しているので、お互いへの恐怖心や不信感を抱く事なく平和な会話が成立します。 「狼犬は凶暴!」という噂も多い様ですが、特に狼犬だからという訳ではなく、どんな犬種(動物)であっても、攻 撃的になる原因は 人とのミスコミュニケーションから始まっていると思います。 「人間の動物に対する恐怖心」が円滑なコミュニケーションの妨げとなり、人間が自己否定しないまま全てが動物に 非があるという誤 解から起こる事例が多いです。 🟡ホリスティック的なアプローチ この視点で動物を視る場合に忘れてはいけないのは、身体的な問題が心理的に悪影響を及ぼしているケースが多いこ とです。 「動物には何が本当に必要なのか?」を全面的に理解してこそ問題を根本から解決することが可能になります。 オランダの診療所で最近多い相談が「身体的には問題ないと診断されたのでこの子の問題行動は心理的なものだが、 どのドッグビヘイ ビアリストに指導して貰っても改善しない」です。 動物との会話という点でも行き違いがまだまだ多いケースもありますが、以下の様な身体的な問題が心理的アンバラ ンスの原因を招 き、行動として現れるケースが非常に多いです。
動物と暮らす皆さんが「我が子と理解し合っている」と感じるられるのは、
彼 らの行動には必ず意味があります。単に問題行動として心理的に対処するのではなく、ホリスティック的にな視点を養い動物を全面か ら理解するが重要です。 犬達はただ単に餌で物事を覚えさせるだけの存在でもなく、猫達も押さえつけて事を成し遂げる相手でもないです。 またパワーも持つ 馬達も鞭打って従順さを強制する対象ではないです。 彼らはいつも人間に歩み寄ろうと頑張っています。しかし身体的に、また心理的に理解を得られない状況では彼らの 忍耐にも限度があ る事をぜひ理解してあげて下さい。 |
目次へ |
ホ リスティック 獣 医学情報 |
バ
イオメンター ホリスティック動物病院 Broekhem 65 6301HE Valkenburg The Netherlands (Holland) Tel : +31-43-6011418 e-mail : japan@biomentor.org |
オランダ獣医と 動 物大家族 |