バイオメンター動物病院
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獣医への質問の内容


獣医達への質問は勇気のいる行為だと理解します。病気の我が子を抱えながら、気持ち的にも緊張する瞬間ですの で、主な質問事項を前もって記載していく事で、スムーズな質問責めが成功しますので、今回はその質問内容を書き たいと思います。

獣医に質問をする時に、
  • 怒ら れるのでは?
  • 気を 悪くするのでは?
  • 変に 思われるのでは?
  • くだ らない事と言われるのでは?
  • 怒鳴 られるのでは?
  • もう 来るなと言われるのでは?

という様な不安心を抱えることもあるかと思います。またそう思わせる様な専門家の言動もあり、この不安が増加し 口を閉じてしまう結果につながっているケースも大変多いです。

獣医側も毎日、何頭もの動物や家族との会話がありますので、獣医にとっては当然の内容を説明し忘れる時もあるか もしれません。(良い方に考えたい!😅)

私の主人も獣医ですが、私が診察に立ち会う場合には、家族としての立場で知りたい事を話して貰う為に、私が家族 に変わって主人に質問する場面もよくあります。これは初めて経験する我が子の症状に何を質問したら良いのか分か らない方も多いからです。

また診療が終わった後も、会話の仕方、伝え方、伝えた内容やその説明技術に関して、二人で反省会なども行いま す。ご家族の協力なしでは治るものも治りませんので、一緒に治療をして頂く!という姿勢で対応す ることで、ご家族が寄せる思いやエネルギー、パワーも違いますし、それに応えたいと願う動物達の気持ちもポジ ティブな方向転換をすることが多々あります。

最近聞く日本の「獣医ネタ」で感じる事は、ママさん達の優しさに対し強引な言動をとる専門家も意外に多いな〜と いう事です。別項目で書いてますインフォームド・コンセントにもある様に、家族中心の獣医療が今後は重視されな くてはいけない医療の形ですし、医師に全ての権利がある訳ではないですですので、家族との話し合いにより治療方 針や薬剤の有無を決定していく事が望まれる時代です。

また家族側もそれを求める権利がありますので、以下の様な質問事項への確りした専門家の答えを求める勇気を是非 身につけてください。直接は言い難い場合は、書面として提出し書面回答を促すこともできるはずです。

質問をするのは、そういった家族側の立場を獣医側にも学んで貰う切っ掛けにもなりますので、相手側にとっても最 終的には「良い病院」と評価を受ける材料ですので、遠慮される必要は全くないのではないかと思います。

全ては可愛い我が子たちのためです!

◉獣医訪問で行う質問事項
注意:私達のHPを見ておられる方々には生食をされている方が多いのでそれを基準に書いてます。

🔸初回訪問
  • 診断 と根本の原因
  • 症状 と原因の身体的なメカニズムの説明
  • 提案 する治療法は何か
  • それ は対症療法なのか、原因療法なのか
  • 処方 薬の有無とその名前(抗生剤にも種類や名前がある)
  • その 具体的な作用と副作用と投与量
  • 結果 が期待できる時期
  • 治療 食の提案の理由
  • その 治療食にどんな作用があるのか
  • 生食 療法の有無
  • 生食 を賛成できない時の理由
  • 自然 薬の有無
  • 化学 薬品に頼らない方法は
  • ワク チンや駆虫薬との関連性
原因がこれではな いという思い当たることがあった場合は必ず伝え、症状には必ず原因が伴うため「原因不明」では診断にはならない です。

理解できない時は解りやすく説明し直して貰う事が重要です。


🔸2回目の訪問(問題が解決したか、症状が減少している場合)
  • 完治 なのか、症状緩和なのか
  • 薬品 投与継続の有無
  • 薬の 副作用が出る時期
  • 投薬 停止後の再発の可能性
  • 自然 療法や他のサポートの有無
再発する可能性が ある場合はそれを防止する対策を検討する必要があるため、自宅でも動物が抱える問題に関して学習しておく事が重 要です。

🔸2〜3回目の訪問(問題が解決していない場合)
  • 症状 が治まらない理由
  • 別の 診断の可能性
  • さら なる検査の必要性
  • 提案 検査の目的
  • 診断 がつく確率
  • 診断 がついた場合の対処法の有無
  • 検査 によって完治する可能性が増加するのか
  • 検査 のリスク
  • セカ ンドオピニオンの必要性
2〜3回目の訪問 の際に症状が初回と変わらないのであれば、診断ミスか治療法ミスである可能性が高いゆえ、セカンドオピニオンを 頭に置いておく事で症状を慢性化させるリスクを回避できます。

🔸最後に
症状により細かい内容は変わってきますが、重要なのは「遠慮しない」事です。


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ホリスティック
獣医学情報

バ イオメンター
ホリスティック動物病院
Broekhem 65
6301HE Valkenburg
The Netherlands (Holland)
Tel : +31-43-6011418
e-mail : japan@biomentor.org

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