バイオメンター動物病院
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ワクチンのアンチドーツレメディ


7ヶ月齢になるミニチュアダックスフンドを連れて私達の所にセカンドオピニオンを受けに来られたご夫婦がいまし た。

このダックスちゃん、ご夫婦に引き取られた後の獣医訪問でワクチン接種を受け、腸内寄生虫の駆虫薬を投与された 直後に、下痢、嘔吐、食欲不振に陥り、この数ヶ月、何度も抗生剤の治療を繰り返してきました。

獣医から受ける診断も

「先天性の消化器官障害だからずっと投薬が必要だ」

という内容。

全く元気がなくなったという状態で途方に暮れておられたので、友人からの紹介で私達の診療所に来られた訳です。

私達が行った治療は大変シンプルです。

🔸食事を動物性素材のみでできている缶詰に変更

🔸腸内環境を改善する為にプロバイオティクス4号

🔸免疫力アップ為にコロストラム投与

🔸ワクチン後に発症しているため、ワクチンによる障害を取り除くアンチドーツ(antidote:解毒剤)で あるホメオパシーレメディの投与

アンチドーツレメディはワクチン剤を使い、自分達で作ってはいますが、

  • Tuja(30C)
  • Silica(30C)
  • Sulpher(30C)

で解毒できます。

使い方が色々ありますが、ワクチン接種前に1dose、接種後に1日に1doseを三日ほど使というものあれば

私たちはワクチン接種直後に1dose、1週間後に1doseを投与する形をとってます。

されこのダックスちゃんですが、1週間後すでに改善が見られ、投与していた薬も停止する事ができ食欲も元気も 戻ってきました。

今後のアドバイスは

🔹ワクチン接種は行わず抗体検査にする

🔹駆虫薬は行わない(腸内寄生虫に関してはまず便検査で寄生虫の存在を確認する)

🔹缶詰食で安定したら生食へ移行してみる

です。

体に合わない食事+体に合わないワクチン接種+体に悪い駆虫薬が重なり、消化器疾患を抱えてしまう子犬達は大変 多いです。

年齢的な事(幼い)もあり「先天性」という診断を受けるケールが多過ぎるというのが私たちの経験ですが、改善で きるケースが殆どだと言えます。

その後、1回目のヒートが訪れ偽妊娠時期になり、食欲がガタ落ちし下痢になりましたが、漢方薬である桂枝茯苓丸 を処方したところ改善しました。

ヒート期間や偽妊娠時に食への好みが変わったり、食欲が減退することはよくあるケースで上記の漢方薬の他に症状 によってはチェストベリーエキスを処方すると、偽妊娠症状が改善するケースが殆どです。


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