バイオメンター動物病院
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信憑性に欠ける情報


動物専門家の助言には数え切れないほどバリエーションがあり、インスタ上でも多くの専門家による「助言」が存在 し、どれも信憑性の高い意見のような響きを持ってます。

しかし、私達の助言も含め、

「我が子に適しているのか?」

という判断は最終的には家族である皆さんが行うべきことです。

動物達の心身の健康問題は、家族の気持ちを不安にさせ心細い感情を招き迷いを抱える瞬間ですので、専門家の助言 を藁をも掴む思いで実行されている方も多いだろうと察します。

「専門家が勧めるから」という理由で、見るもの聞くもの全てを我が子に実行することで、抱える不安が解消され安 堵感を得ますし「ベストを尽くしたい」という思いが、そうさせている事も理解してます。

しかし、情報を発する専門家達の助言の中には、動物達の心身状態に個体差があることを考慮していない内容も多い ですし、助言というものは、その子の状態を知った上で出してこそ、初めて本当に適した助言だと言えますので、一 人歩きしている情報への過信から、起こらなくても済む異変が発症することも多いです。

そういった事を理解しているからこそ、私達は何千人というフォロワーを得る為にインスタ上で活動しているのでは なく、ホリスティック統合獣医療をあえて選び、それを実践したいと考えている方々だけのために情報発信を行って おり、その方々からのDM相談にも無償で受け全ての疑問に答えてます。

これは情報を発する側として責任を感じているからであり、私達が多くの動物達から学び、多くの動物達を支える統 合獣医療を、情報の一人歩きにより誤解され汚されたくないという誇りがあるからです。

私達をフォロー下さっている皆さんは「自分で選択した道」をよくご存知で、その選択に迷いを感じ ない意志の確りした勉強家の方が多く、何が本当に我が子に必要役に立っているの かという観察と判断、また最終的な結論を下せる知識を”極める”というレベルの高さをお持ちの方が多いと思いま す。

しかしこのコミュニティーの外では、無責任な専門家の軽はずみな情報に振舞わされ、それが原因で最終的には途方 に暮れる方が多いと聞きましたので、そんな方々への私達からのメッセージを書いてみました。(フォローされてな いから読まれない方が多いのが残念ですが!)

動物達には人にはない野生の勘があり動物としての知恵を備えてます。これは彼らの本能から来るものです。オラン ダの診療所での臨床経験から言えることは、動物達は自分達に何が必要なのかよく把握しているということです。た だ、それを実行する自由と、それを理解し行ってくれる人が側に居ないケースが多いのが現実です。

動物達は、人から与えられる物を食し、与えられる環境を受け入れるしかないので、生まれ持った本能を発揮する機 会が少ないのが現状です。私達も診療所をやりながら牧場や自宅で多くの動物達と暮らしてます。限られた環境の中 でも彼らの本能を引き出す様な対応や状況作りをおこない、彼らが私達に伝えて来る「野生の助言」を理解し、かれ らの要求に答えられる様努力してます。

その為には、目の前にいる動物達にまず目を向け、彼らが全身全霊を使って行動や感情で伝えようと している事に耳を傾ける波長の高さが要求され、それをクリアすることで、ようやく動物達が動物らしく生きれる環 境が生まれのではないかと思います。

不安な感情を揉み消すために手当たり次第、専門家の助言を動物達に押し付けているケースもある様ですが、これは 動物達を知恵のない生き物として上から目線で扱っている事が原因であり、動物には我々人間が失った生得的 行動(その生物が生来備わっている行動で、いわゆる本能)がある事を人が忘れているからです。

その生得的行動を見逃した人間の判断で与えられる間違った環境や対応により、彼らが得る本能に反する習得的行動 (学習で後天的に身につける行動)もしくは”諦めや甘受”が、心身の健康を害する要因となり、疾病という形でそ れを伝えようとするしか方法がない動物達が多いです。

動物達のことを一番分かっているのは動物達自身です。彼らは毎日、人にメッセージを送ってます。その声に耳を傾 けて彼らを理解する事で道が見えてきます。人も、自分の意思を見失う前に、また専門家達の無責任な助言に振り回 される前に、我が子にとって本当に必要な知識の土台を、我が子の助けを得ながら所得することがが予防につながり 治療を成功させる鍵となります。

また、土台がないままただ氾濫する情報の無責任さに是非気が付いてください。見聞きする全てを鵜呑みするのでは なく、受け取った情報内容をさらに吟味し、とことん調べ上げ、信憑性の高さをを動物達と一緒に判断し、実行後の 観察と結論付けを行える知識を身につける事が愛する動物達を守る盾となります。

最後に、私達をフォロー下さっている意識の高い、波長の高い、勉強家の皆さんを誇りに思ってます。そんな皆さん と出会い暮らしていける動物達はその運命に感謝しているだろうと思います。

蔓延る無責任な情報に迷われた時はメールください。

信憑性に欠ける情報の例を以下に挙げてます。
  • 生食 では栄養が偏る
  • 生食 では骨粗鬆症になる
  • 生食 で寄生虫に感染する
  • 生食 のタンパク質は肝臓に良くない
  • 生食 のタンパク質は腎臓に良くない
  • 生骨 は危ない
  • 生肉 で腸内炎症を起こす
  • 犬に は野菜や米が必要
  • 全て の脂肪は体に良くない
  • 膵炎 の原因は全ての脂肪分
  • 体は 糖分を必ず必要とする
  • 脳の エネルギー源はブドウ糖だけ
  • 歯の 健康の為にドライフードが必要
  • 去勢 や避妊をしないと病気になる
  • ワク チン打たないと病気になる
  • 犬に は歯磨きが必要
  • 犬の 肛門腺は絞る必要がある
  • コア ワクチンは毎年打つ必要がある
  • 子犬 には腸内寄生虫の駆虫薬が必要
  • ワク チン接種をするまでは子犬は外を歩けない
  • 療法 食は一生必要である
  • 小型 犬には散歩は不必要
  • 犬は 高い位置から食事をする方が健康である
  • 動物 性タンパク質で犬が凶暴化する
  • 低タ ンパク食で凶暴性が治る
  • 闘犬 の犬種は先天的に凶暴である
  • 犬は 人間を上下関係の対象にしている
まだまだ一杯あ る!



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