バイオメンター動物病院
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ジアルジア症に自然薬


アメリカ在住のご家族から、11ヵ月齢になるワンコのジアルジア問題でご相談を受けた事例をご紹介します。

🔸相談される前までの経過
  • 10 週齢でジアルジア感染
  • Panacur やDrontal Plusによる駆除を数回ほど試みたが効果なし
  • 下痢 症状はないが、便からは発酵している様な匂いがあった
  • 食事 は朝は生食製品、夜は加熱した手作り食にビタミン、ミネラル、プロバイオティクス、オメガ等を加えたも の
  • 腸内 細菌検査から微生物叢のバランスが崩れている事が判明
  • 食事 のたんぱく質の増加とサプリよる治療を行ったが1ヶ月後の検査はまだ陽性

最終的に陰性にならない状況下で、「症状がなければ特に気にする必要はない」と言うアメリカのホリスティックス 獣医の話を読まれましたが、感染率が高いため他犬に感染させる事を懸念され私達に相談して来られました。

🔸私達からのアドバイス
  • 生姜 と桂皮を体重10キロ毎に各500mg、満月を挟んで20日間投与する
  • 免疫 を強化するためにコロストラムを与える
  • 痩せ 型というこであるため生食に生膵臓を全体量の20%余分に与える。
  • 腸内 細菌のバランス改善のため、消化不良やガス発生を起こし易い野菜や炭水化物は与えない。
  • 与え ていた生食製品には野菜含有が多すぎた為、他の生食製品に切り替える
  • ラン ブル鞭毛虫(ジアルジア)は糖分を餌にするため野菜や炭水化物をゼロにする
  • 腸内 細菌のバランスを崩している為、プロバイオティクス2号と4号を餌に混ぜる
  • 抗生 物質投与は下痢症状がないことから勧めない

🔸20日 間後のジアルジア検査結果
◆ 病原体抗原は陽性だったが、嚢子(シスト)&本原虫は検出されなかった。

🔸喜んでおられた飼い主さんからのメール内容
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この子が10週目で我が家にきてから、3回程、駆除剤(PanacureやDrontal Plus)を試しましたが、まったく効果がなく、今回の江里子さんからアドバイスいただいた自然療法で改善がみられ本当に嬉しいです。ありがとうございま す。

掛かりつけの獣医には、正直にHolisticsの先生にアドバイスを受けて自然食品で治療をしていると伝えて あり、今回の結果は病原体抗原が陽性なものの、非常に良い結果がでたので継続してくださいと言われ、20日目終 了直後に一回生姜&桂皮&4号をストップしたのですが、その後も2日間ほど継続をしていました。

では、今日から10日間お休みをして、4/21からスタートをして5/10まで継続してみます!

自然療法の方法は、色んな情報がでているのですが、私自身の判断で試してみるのは
自信がなく、専門家の方にアドバイスいただけ、本当に心強く思います。
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🔸その際に受けた質問と私達の回答
Q1: 嚢子&本原虫証明は陰性でも病原体抗原が陽性ということは、病原体抗原が陰性にならない限り、また寄生 虫の卵も放出される可能性があるということでしょうか? 

A1: 病原体抗原に関しては、少しでもジアルジアの死骸などが含まれていると陽性と出る検査ですので、この 20日間の治療で駆除されたランブル鞭毛虫の一部が含まれていた可能性が高いです。

ですので、ジアルジア病原体抗原が陽性でも、生きている栄養体(本原虫)が居ないのであれば卵も生産されず、成 虫や嚢子も検出されないままという事もあり得ます。

嚢子(シスト)&本原虫証明が陰性ということは、他犬への感染はないということにもなりますので。


Q2: 引き続き今までの生姜&桂皮&4号を継続するべきなのしょうか?またどれくらい継続すればいいのでしょうか?もしくは、嚢子が今は証明されないので、治療 は一旦中止し、免疫力に任せ様子をみる感じでしょうか?

A2: 今後の治療プランは、今まで通り満月を挟んで20日間の治療を行いますが、月の10日間はお休みする形をとります。次の満月が5月5日ですので、その前後 三日を必ず含んだ20日間にまた再開して下さい。


🔸上記の結果から3ヶ月の飼い主による最終報告
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嬉しいご報告がありご連絡させていただきました。
先日検査結果でよーやくジアルジア陰性となりました!!

本当に親身にアドバイスをいただきありがとうございました!!
大量に抗生物質と駆除剤を与え続けられて、なおかつ駆除できずに悩んでる人たちに
教えてあげたいと思います。

かかりつけの獣医にも、どんな治療だったのか教えて欲しいと聞かれたくらいです。

私もいろいろ治療法を検索しましたが、アメリカでもコレだ!という情報はないです。
私の担当獣医も、このNaturalな治療法に効果があったことに、びっくりされてました。

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このケースで鍵となったのは、生姜や桂皮、プロバイオティクスだけではなく、

🔸健康の基礎である
  • 正し い食事
  • 過剰 な化学薬品投与を控える
  • スト レスのない生活
が行われていたか らこそ出た結果です。

この基礎を行ってこそ、補助として使うハーブやサプリが活かされてきます。

また、食事の改善や体のデトックス、自然薬の効果を出す為には、今回の飼い主さんの様に、”継続させる” 事が重要です。

また、途中経過による調節も非常に大事ですので、その変化を伝えてくる動物達からの(心身の)メッセージを受け 取れる様に日々観察することが重要です。


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