バイオメンター動物病院
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腫瘍治療の際に出来ること


ホリスティック的なアプローチによる腫瘍の治療内容をご紹介します。

1)免疫系を司る腸内環境をサポートするためにプロバイオティクス2号を大量投与します。消化吸収にの役立ち体 のバランスを整えます。

4号は胃腸炎、下痢、嘔吐、感染症、悪玉菌の増加、抗生剤使用中のサポートなどに効果あります。 

2)抗がん作用があるハーブで代表的なクサノオウ摂取させる。
1ml/40kg

3)脳のサポートにCBDオイルの5%。
5キロの体重毎の量で、第一ステップから始め、第二、第三と量を上げて行きます。
  1. 第1ステップ:0.4ml/5kg体重を1ヶ月与える
  2. 第2ステップ0.5ml/5kg体重を1ヶ月与える
  3. 第3ステップ0.65ml/5kg体重を1ヶ月与える
  4. 第4ステップ1.1ml/5kg体重を1ヶ月与える

4)腫瘍は摂取する糖分を餌に増殖しますので、食事から糖分を取り除き、できれば生食に切り替える。与えるおや つにも糖分の入ってないものにしてください。ドッグフードも炭水化物の入ってないものにします。

5)良質な動物性脂肪を十分与える
馬油、サーモンオイル、肝油、グラウフェッドバターなど

6)生卵を毎日2個与える

7)細胞再生に必要な栄養素の消化吸収を促すために膵臓をトッピングする

8)肝臓をサポートするためにマリアアザミチンキを与える(80mg/10kg体重)

9)免疫強化にコロストラムを摂取、1日三回5gm
Symbiotics、NOW、California Gold Nutrition Colostrumなどの製造会社で買えます。

牛アレルギーの子にはヤギ初乳存在します。
Mt. Capra Products - CapraColostrum Goat Milk Colostrum

10)全身の血行を改善し、老廃物が排泄されやすくするためにホーソンベリーを与えます。

11)脳機能をサポートする前にビタミン B群サプリ

12)癌に効果があるという霊芝サプリを摂取させる

13)抗癌作用があるウコン
600mg/10キロ体重


🔸サンギナリア・カナデンシスの根(Sanguinaria canadensis)を使った腫瘍治療

サンギナリア・カナデンシスは、カナダなど北米大陸東部原産で、ケシ科サンギリア属の耐寒性落葉多年草です。

赤くて太い根っこから赤い汁が出るので’Blood roots’(ブラッドルート、血の根)とも呼ばれており、

私達の診療所での皮膚腫瘍の治療には、この血の根と言われる部分を使います。

北アメリカのインディアンたちは、少なくとも何世紀にもわたって、さまざまな健康問題にこのサンギナリア・ブ ラッドルートを使用してきたそうです。

◉虫除けのために皮膚に塗っていた
◉乾燥させた粉末は発汗剤として使っていた
◉気管支炎で粘液の形成を抑える去痰薬としても作用してた
◉嘔吐薬としても使われていた
◉リウマチ性疾患に使用していた

オランダ語によるヒトへの医療で使用する場合の情報を以下に訳してみました。

◉古くから心臓の病気に使われていたが、現代ではこの薬効は廃れているが、心臓のリズムの増加や心臓の衰弱に効 果があると言われている。

◉また利尿剤、月経刺激剤、発汗剤でもあり、さらに、毛細血管の血行不良を促進し、毛細血管の血行改善や消化器 疾患などに使われる。

◉抗炎症作用、抗菌作用、抗真菌作用があるため、歯磨き粉やうがい薬に含まれているものもあります。

◉さらに抗炎症効果はによる鱗状の状態やいぼに外部から適用することもできます。

🔸バイオメンター動物診療所での事例

私達の場合はこれを以下の様な皮膚腫瘍に使いました。

事例1:雌馬の卵巣癌が1年間の経口投与治療後に消失した

事例2:ゴルフボールの大きさの雄馬のサコイド(最も発症率の高い皮膚腫瘍)に塗擦し、完全に腫瘍が消失した

事例3:犬達の様々な皮膚腫瘍に使用し腫瘍が消失した

事例4:シニア猫のクッシング症候群で、多飲多尿状態が非常に安定し食欲も増した。

事例5:高齢であるために摘出手術を行わないことになった脾臓腫瘍の犬に経口投与させ、治療前に抱えていた大量 の腹水、貧血状態、元気消失(喪失)が完全に改善した。

犬達の皮膚腫瘍や馬のサコイドの治療は何度も行っており、どのケースでも腫瘍が退縮してます。

サンギナリン (Sanguinarine) という成分が主に作用している訳ですが、

日本では、この成分を含む植物で
◉クサノオウ
◉タケニグサ
◉ケナシチャンパギク

などがあり、サンギナリア・カナデンシスの根が手に入らない日本からの皮膚腫瘍のご相談には「クサノオウエキ ス」をご紹介してます。

サンギナリア・カナデンシスの根にしろ、クサノオウにしろ、大事なのは、

皮膚の腫瘍部分の保湿を十分保つ事なので、エキナセア傷クリームを必ず一緒に処方します。

エキナセア傷クリームの配合は以下ですので、自宅でも作れるだろうと思います。
  • オ リーブオイル :79g
  • エキ ナセアオイル :7ml
  • 牛蒡 子(ごぼうし):7ml
  • セイ ヨウノコギリソウ:7ml


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