バイオメンター動物病院
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獣医へ行くタイミングと自宅での対処


獣医へ行くタイミングのお話です。これは家族が持つ知識に大きく左右され、掛り付け獣医との信頼関係にも影響しますので、マニュアルという物は存在しない です。

一つ一つ小さい異変や変化を経験し、それを自分で対応し解決して行く事で、親としての自信がつきますし、経験からくる自分の勘というものを磨く事ができま す。

我が子が行動や身体で伝えるメッセージこそが、重要な答えなので、知識を得て我が子を観察する目を養っておく事が大事です。

また気軽に電話相談できる信頼する獣医の存在も助けとなります。

獣医の助言を受けてルケース(元気 がない場合)
  • ワクチンや駆虫薬投与 後のショック状態
  • 体温の異常な上昇と低 下
  • 内出血の疑い
  • 食事や水分が全く取れ ない(犬は2~3日、猫は1日)
  • 異常水分摂取や多尿 (無色)
  • 排尿不可能
  • 声に反応しない
  • 未避妊雌の膣からの異 常分泌物
  • 腹部膨満や全身性浮腫
  • 多量出血(黒色の血 便、吐血、喀血、鼻血)
  • 呼吸困難
  • 脱水症状
  • 発症頻度の高い嘔吐や 発作
  • 体重減少で脱水症状の 下痢
  • 元気はあっても大きく なるしこりやコブ
  • 過剰な疲労
  • 歩けない、立てない
  • 物が噛めず、異常な涎 の量
  • 頭を揺らす、傾ける
✴️判断に迷った場合は獣医の助言 を受けてください。


元気も食欲もあり、水分補給も十分 である場合
  • 皮膚の痒み、禿げ、赤み、荒れ、ホットスポット、膿皮症、体臭、毛艶が悪い、フケなど皮膚に関 する症状
多い原因
  • 合わない食事
    • 動物性栄養素の不 足
    • 食物アレルギー (生食でも反応する動物性食材がある)
    • 免疫低下(マラセ チアなど)
    • アトピー
    • ドライフード(悪 質脂肪、炭水化物や豆類多量)
    • 良質な動物性脂肪 不足(生食でも起こり得る)

  • 過剰な化学薬品投与
    • ワクチン接種
    • 駆虫薬
    • 殺虫剤
    • 不必要な抗生剤
  • 脱水
  • ストレス

合わない食事と過剰な化学薬品投与 が元々の大きな原因であるケースが殆どです。

皮膚疾患の場合はフードを止め、生食もしくは動物性原材料のみの良質な缶詰に切り替える事が必要条件です。
アトピー疾患であったとしても、元々の原因が食事であるケースが多 いです。

治療食の様に炭水化物が多く、必要な動物性の良質なタンパク質や脂肪が
不足する食事をさせても完治には至りません。その偏った治療食が原 因で様々な栄養素不足が起こり、他疾病を発症し出すケースが多いですので、獣医が勧める皮膚病治療食には要注意です。

生食にしても症状が出る場合は、与えている材料の動物性タンパク質に反応している恐れがありますので、その原因の動物性素材を見つけ、食事から削除する必 要があります。これは、その食材となる動物が穀物飼料を食べていた事にも関係してきますので、グラスフェッド動物であればアレルギー反応を起こさない子も 多いです。

また生食であっても良質な動物性の脂肪分が不足している動物が意外に多いことが私達の臨床経験で言えることですので、生食されている方々もこの点に関して は要注意です。

また十分な内臓を与えることも良質なビタミンやミネラルを摂取させる為には重要です。内臓を食べると下痢をするという方は、サプリで補給するのも方法で す。肝臓での解毒にはこの補酵素が必要ですので皮膚病には大変重要な要素です。

またワクチン接種や駆虫薬投与などの化学薬品の使用を控える事は勿論ですが、
過剰な抗生剤投与も皮膚病のもとです。

抗生剤やステロイドは対症療法ですので、症状がひどい場合に状態を緩和する為に使う場合もあり得ますが、その後は原因療法に切り替える事で根本からの問題 解決が可能になります。


ホ リスティック的な治療法

  • 食事改善
  • コアワクチンは抗体検 査(抗体なくても接種しない)
  • 狂犬病ワクチンは免除 (日本には狂犬病は存在しない)
  • レプトスピラ症ワクチ ンは必要性をよく考える
  • プロバイオティクス2 号
  • プロバイオティクス4号
  • 活性炭や食用クレイ
  • コロストラム
  • コロイダルシルバー
  • ハーブデトックス
  • スピルリナ
  • クロレラ
  • 漢方
  • CBDオイル
  • ホモトキシコロジー療 法
  • 自家血療法
  • バイオインフォメー ション療法 (BIT)

  • 抱える症状により副腎 疲労、甲状腺機能低下の可能性もありますので食事を改善し化学薬品投与などを控えても症状が治らない場合は、血液検査でその 可能性を削除することもあります。

  • 性ホルモン分泌による 痒みの発生も起こり得る原因ですので、炭水化物の多い食事を肉食動物系の食事に改善し、補助でホーソンベリーや桂枝茯苓丸などを処方します。

治 療食、過剰抗生剤、ステロイドの対症療法では再発する可能性が高いです。

  • 耳漏、耳垢、耳を掻 く、外耳炎肛門腺
上記の皮膚病と同じです

  • 肛門腺
上記の皮膚病と同じです。
詳しくは「
肛門腺絞りの有無」 を呼んで下さい。
  • 下痢や腹痛
皮膚病と同じだと思っていただいて結構です。

感染症も免疫力や胃の健康状態にも左右される問題ですので、日頃から体に合う食事をさせ、化学薬品による負担を減らす事は大いに関係してくる項目です。

腹痛がひどい場合にブスコパンを与える事で一時的な改善がみられます。

治 療食、過剰抗生剤、ステロイドの対症療法で悪化し治療困難になるケースが殆どですので、原因療法を行う事が再発防止です。
  • 嘔吐
原因には皮膚疾患とダブる部分が多い症状で、解決策も似てます。

多い原因
  • 経口駆虫薬
  • ワクチン接種
  • 食物アレルギー
  • 食物不耐症
  • 感染症
  • 胃腸炎(食事や薬品が 原因)
  • 膵炎(食事や薬品が原因)
  • 毛玉
  • 空腹
  • 毒性物質(足についた 除草剤などを舐める)
その他あり得る原因(その中には獣 医行くケースもあります)
  • 車酔い
  • ストレス
  • 癲癇発作
  • 誤嚥
  • 脱水
  • 低栄養
  • 代謝異常
  • 腸閉塞
  • 胃拡張や胃捻転症候群 (炭水化物や豆類の多い食事が原因)
ホリスティック的な治療法
  • 食事改善
  • 2号
  • 4号
  • ナックスフォミカ(ホモトキシコロジー療法)
  • 漢方
  • ハーブ
  • バイオインフォメー ション療法 (BIT)
  • ワクチン接種や駆虫薬 投与が原因である場合は次回からの投与や接種を控える
  • 朝方に胃液を吐くのは 空腹が原因であるケースが多いです。犬は夜行性、猫は薄明薄暮性ですので、人よりも夜の活動や新陳代謝が活発である事が多いため、人が夜寝る前にもう一度 軽い食事をさせる事で朝方の胃液の嘔吐が減ります。
  • 消化できない骨を吐く 場合は、与えた骨が大き過ぎた事が原因ですので、与える骨はミンチにするか小さいくしてから与えると良いかと思います。丸呑みしてしまう子にはさらに小さ くするか、ミンチの方が便秘にならずに済むので無難です。
  • 胃拡張や胃捻転症候群 になり易いのはドライフードや野菜や炭水化物を大量に使う手作り食の犬に多いというのが私達の臨床経験です。生食を食べている犬はこういった問題を抱える ケースは殆どないと言えます。

治療食、過剰抗生剤、ステロイドの対症療法では再発するケースも多いので、まずは原因を追求しましょう。


  • 便秘
多い原因
  • 脂肪分不足
  • 脱水症状
  • 骨の与えすぎ
ホリスティック的な治療法
  • 2号
  • 亜麻仁やオオバコ
  • 生の動物性脂肪分
  • ココナッツオイル等
  • 水分補給(ボーンブロ ス)
  • 食事の見直しが必要な 時もある
  • 便器解消に食物繊維や 炭水化物を使う場合は、全体量の5〜10%を超えない程度にしておいた方が、過剰な植物性食材が原因による消化不良や膵炎を予防できます。
便か硬い場合に、肛門付近の毛細血 管が切れ血便になることもありますので、肛門付近であれば血が新鮮な色をしており、下痢が収まる事で完治しますので慌てる必要はないです。

内 臓からの出血は、ど す黒く臭いがあり、その場合は獣医を訪ねてください。

数 日排便せず、腹痛を訴える場合も獣医へ行かれて下さい。

  • 食欲があまりない
多い原因
  • フードに不満足
  • 胃酸の過剰分泌による 胃痛
  • 消化不良による胃炎、 胃潰瘍、膵炎、腸 内炎症など
  • 化学薬品による胃炎、胃潰瘍、膵炎、腸内炎症など
  • 食事が原因のガス発症
  • 口内の問題
  • オスの発情期
  • メスの偽妊娠
  • ストレス
  • 運動不足
  • 副腎疲労、機能低下の 疑い
  • 甲状腺機能低下の疑い

ホリスティック的な治療法
  • 食事改善
  • 化学薬品投与を控える
  • 活性炭や食用クレイで 腸内デトックス
  • 発情期や偽妊娠はホー ソンベリーや漢方
  • ストレスの原因追求
  • 副腎疲労は、去勢や避 妊を子犬齢に行なった子に多いケースです。生殖器系を失った身体が必要な性ホルモン分泌を副腎に託すために副腎疲労が起こり易くなります。対処法は、まず 食事を生食にし、副腎入りサプリを併用することもできます。また生の生殖器自体を食事に混ぜることも効果があります。このケースであればワクチン接種や駆 虫薬投与は控える事をお勧めします。
  • 甲状腺機能低下も、早 すぎた去勢や避妊に関係してきます。海藻を混ぜることで改善する初期のケースもあります。
  • 歯の問題は獣医へ

食事は生きる基本なので、放置せず原因追求を早めに行う必要があります。


原因が分からないままの薬品による対症療法には要注意です。


  • 水分摂取や排尿量の増 加
多い原因
  • 腎臓
  • 肝臓
  • 膀胱関連
  • 糖尿病
  • 子宮蓄膿症
ホリスティック的な治療法
  • 生食に変更(腎臓病で も良質なタンパク質の摂取が重要です)
  • 2号
  • コロストラム
  • エキナセア
  • コロイダルシルバー
  • 重曹(慢性腎不全進行 を遅らせる)
  • ネトル
  • タンポポ
  • スピルリナ
  • クロレラ
  • 漢方
  • CBDオイル
  • プロポリス
特に腎臓病は水分補給を行う

肝 疾患でも腎不全でも対処法は存在します。

  • 少量の(新鮮な)血 便、吐血
多い原因
  • 食事が原因の胃腸障害
  • 化学薬品が原因の胃腸障害
  • 吐血は口内問題
  • 血便は肛門腺問題や便 秘
ホリスティック的な治療法
  • 食事改善
  • 化学薬品投与を控える
  • 便秘に2号
  • 下痢に4号
  • コロイダルシルバー
  • コロストラム
  • ブスコパン
消 化器官炎症による出血であれば、経口駆虫薬や質の悪いフードが原因であるケースが多く、食事改善することで原因治療になります。

獣医の療養食には効果は期待で きず、再発するケースが多く、薬品の過剰投与で疾病がさらに複雑になって行くケースを何度も診ておりますので、要注意です。


  • 疲労、呼吸が荒れる
甲状腺機能低下を確認、心臓疾患はホーゾンベリーなどの有効。アレ ルギー性は食事の改善、脱水に注意し、肥満やビタミンミネラル不足も要注意。

副 腎疲労もホリスティック的な治療法がある

  • 発作
原因を追求し、ワクチン接種や駆虫薬投与を減らす。発情期のホルモ ン関連や偽妊娠、ストレスの可能性も。食事改善、CBDオイル、リラックスハーブ。
頻度が高い時は獣医へ

  • 震え
ストレス、恐怖心、寒さ、筋力低下、痛み、低血糖、癲癇、中毒、原 因により対処も変化
頻繁に起こる様であれば獣医へ

  • 体温の上昇(犬猫39 度以上)
コロストラムやエキナセア、プロバイオティクス2号、コロイダルシ ルバー、水分補給対応元気消耗の時は獣医へ

  • 咳やくしゃみ、化膿性 の鼻汁
コロストラムやエキナセア、2号、コロイダルシルバー、トラウミー ル、漢方、咳は脱水も注意

元 気消耗の時は獣医へ

  • 口臭
歯の問題以外にも消化不良である場合も多い。2号、4号、コロスト ラム与、活性炭で胃腸内の老廃物を排泄させ食事改善は重要

  • 自分を隔離したがる
原因を追求し獣医や行動療法専門家にも相談する

  • 目が赤い、目やにが出 る
コロイダルシルバー、2号、Can-Cでケア、食事見直し
改善しない時は獣医へ

  • 足を引きずる、痛がる
理 学療法・物理療法・運動療法を行いながら、自然抗炎症や鎮痛薬、関節サプリで様子を見る。 急なトラウマは改善する事が多いが過激な運動は避けながらも動きながらのリハビリが重要。食事も生食がベスト。CBDオイル、緑イ貝、生食やサプリで変形 性関節症であってもQOLを向上できる
改善しない時は獣医へ

  • 小さい皮膚肥満細胞腫
クサノオウ湿布
拡大する時に獣医へ

状況によっては薬剤でショック状態や悪化状態を対症療法でコントロールする時もありますが、その後は再発を防ぐため原因療法に切替えることが重要です。再 発した場合は治療法に疑問を持ってください。

また一番大事なのは予防ですので、今からでも食事や過剰化学薬品という面を改善し、定期的なデトックスを心がける事が大事です。

判断に迷った場合はかかりつけの獣医からの助言を受けてください。


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