バイオメンター動物病院
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デトックスのお話


動物達の身体も人間と同じ様に自然治癒力により健康を保とうと頑張っています。ただ、我々と暮らす動物達は自分 の本能でそれを実践するのは難しい状況で暮 ら してます。

例えば、野生にはない添加物、薬品、ワクチン、動物に合わない食餌、また野生に存在する薬草や身体にあった食べ 物を自分で探しに行けない状況で す。

彼ら自身が持つ自然治癒力を高める知恵が活かされるためには、できるだけ動物達の身体に害のある物は与えず、彼 らが自然治癒力を高められる物を提供し てこそ本来の力が発揮されることを意識しておくことが大事ですね。

しかし飼い主としてベストな選択を望んでいても回避できない規則や環境の影響で何かと動物達に負担をかけてしま うこともありますよね。

だからこそ動物達に も人と同じ様に定期的なデトックスの必要性が重視されるようになりました。

デトックスすることで身体に取り込んでしまった有害物質を自然に取り除くことが でき、毒素の身体への負担を軽減することは、多くの健康障害を改善することになります。

ということで今回は私達がオランダの動物診療所で処方し効果を発揮したもの や、他のホリスティック獣医達の経験などからも幾つか例をあげたいと思います。

解毒作用で主に大事なのは以下の三つです。
これらの機能が低 下し体内に毒素や 有害物質、老廃物が蓄積すると健康を保てなくなり、 さらに体内に取り込まれる有害物質が減少しない状態では慢性病となる可能性も高くなります。

私たちの診療所に来られる慢性病を抱えた動物達への治療は、ま ず体内に取り込まれる毒素の原因(ワクチン、薬品、駆虫薬、動物に合わない食餌など)を減らし、既に蓄積されて いる有害物質を速やかに解毒し排出すること から始めます。

腸 の働きや解毒作用を手助けするもの。
腸の解毒で最良な 方法はその動物の 身体に合った食餌を与えることです。(これだけでも既にデトックス効果あり)

腸壁に宿便として残る有害な老廃物や毒素を除去する為に使いサプリ:
  • 海藻 粉末
  • 食用 グリーンクレイ (クレイウォーター)
  • 活性 炭
  • 腸内 フローラ(善玉 菌・日本から輸入しているプロバイオティックス)
  • クロ レラ(重金属、 化学物質などを結合 細胞壁を粉砕加工要)
  • スピ ルリナ(重金属、 化学物質などを結合、消化吸収性がクロレラよりもよい)
  • コリ アンダー(鉛など の重金属を体外に排出する作用)
*食用グリーンク レイや活性炭の吸 収力は強力なので、食事とは切り離して最低でも食前の30分前にお使いください。

肝臓の働きや解 毒作用を手助けするもの。
(下実際に肝機能 が改善したケース のみあげてます。)
  • 西洋 たんぽぽ (特に根っこは肝臓解毒作用促進)
  • マリ アアザミ種子(オ オアザミ)(肝臓解毒作用促進)
  • ウコ ン(薬効向上にブ ラックペッパー10%を混ぜる)
  • セイ ヨウイラクサ(ネ トル)
  • 甘草
  • 小柴 胡湯 (ステロイ ドとの併用でステロイドの副作用を抑えます)
  • エキ ナセア(ウイルス 性肝炎 抵抗力を上げる)
  • スピ ルリナ(肝臓解毒 作用促進)
腎臓の働きや解毒作用 を手助けするも の。
  • 西洋 たんぽぽ(利尿作 用)
  • セイ ヨウイラクサ(ネ トル)(抗凝固剤併用禁止)
  • 活性 炭
  • 八味 地黄丸(特に老 犬・ホウ附子の副作用に要注意)
  • クロ レラ

解毒段階で必要となる栄養素を補うサプリ
  • ビタ ミンミネラルサプ リメント(Missing Link)
  • クロ レラ
  • スピ ルリナ
  • クリ ルオイル
  • コリ アンダー
  • MSM
  • ビタ ミンC(ワクチン 接種の前後に摂取すると解毒効果あり)
  • ビタ ミンE

獣医にやっていただけるデトックス、ホモトキシコロジー
  • Lymphomyosot
  • Berberis compositum
  • Nux vomica-Homaccord

鍼灸治療はもちろんですが、ツボ療法を使った家庭でのデトックスマッサージも効果あります。

脂 肪を燃やし脂肪を摂取させる
血液に比べて脂肪 には、10倍から 100倍の毒素が含まれているので、毒素を取り除く最良の方法の一つは体脂肪を減らすことです。そのために脂肪 を燃やす 運動は大変効果のあるデトックス法です。またその際には質の良い脂肪を摂取させる事が重要になります。

水 分補給
また水分補給が足 りていない事が原 因で病気になる動物が最近多い様に感じますので、飼い主さんは水分補給をしっかり行うよう心がけてください。

お薬を使っておられる方々はこういったデトックスに詳しい獣医とご相談の上で行ってください。また漢方に関して も副作用が出る事がありますので専門家のア ドバイスを受けてください。上記の方法は、我々が担当獣医として経過観察を行いながら実践している事ですので、 ご家庭で実行される場合は飼い主さんが責任 を持って十分ご注意しながら行ってください。



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Broekhem 65
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