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ワクチンの量への疑問


写真は六ヶ月の逞と一歳半のユメ君。インスタ内にはこの動画があります。

当時は遊び盛りの二匹ですが、ユメ君は側で監視している北斗を気にして逞の誘いになかなか乗って来ません。そんなユメ君にスイッチを入れようと従順そうに 甘える様な仕草をしてゴマスリしている逞。一旦ユメ君がその気になったら、ちょっと痛くても、結構やられても全力でまた歯向かって行く小型犬の仔犬です。

この二匹、年齢は1歳違いですが体重の差は30キロほどあります。ユメ君が1歳半の若犬としてワクチンをする場合と小さいタクマが仔犬のワクチンをする場 合のワクチン剤の量は変わりません。世間では「小型犬はワクチンの副作用に敏感だ」という声が多いですよね。それは小型犬に原因があるのではなく、何か他 に理由があるんじゃないかという気がします。

実は、60キロを超える超大型犬であろうと3キロ程しかない超小型犬であろうと、打たれるワクチンの量は同じです。ということはワクチン1瓶に入っている ゼラチンやカゼインなどのタンパク安定剤、ワクチンの効果を補助するために用いられる免疫強化剤としてのアジュバント(水酸化アルミニウムやホルムアルデ ヒド)、ワクチンを製造する時に使われる牛血清や防腐剤であるチメロサールなども一定量です。どのサイズの犬を基準にこの量を決めているのかはっきりして ません。この事実から、小型犬へのワクチン接種で投与される上記のような添加物量(ワクチン自体の量も)は多量すぎるのではないかという疑問が浮かび上 がってます。この添加物こそが悪質な副作用と因果関係があると言われています。
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アメリカのある獣医師がアメリカ政府に対し、狂犬病のワクチン量を体重毎に調節する投与計測を義務つけることを訴えた動画や資料が話題になってます。彼は 狂犬病の接種の際に小型犬への投与量を半分にしていると公表し、一律量の投与が、特に小型犬において危険であるため規制改善する必要がある事を働きかけて ます。彼は、世界小動物獣医師会のわ口ネーションガイドライングループのメンバーの病理生物科学者 R. D. Schultz氏も関与している試験を含めた45件程の研究結果を元にその事実を伝えようとしてましたが、結局はその裁判には負けてしまった様です。
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皆さんにも分かりやすい情報を発見しました。有機水銀化合物であるチメロサールに関して人のワクチンを管理する世界保健機関(WHO)では、チメロサール の許容量は体重1kg当り3.3マイクログラム以下と定めているそうです。狂犬病ワクチンの犬1頭分のワクチン量は1mlでありその中に0.1mgのチメ ロサ-ルが入っていますが、別の単位でいうと100マイクログラムです。体重5kgの犬だとしたら体重1kg当り20マイクログラム投与していることにな ります。人用に定められているチメロサールの許容量の数倍のチメロサールが犬の狂犬病ワクチンに使用され、それが毎年犬に投与されているという数字です。
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アレルギー疾患用の薬品を開発している企業が、その効果を試験するために実験台としてビーグルに過剰なワクチンを打ちアレルギーを発生させているという事 実をみただけでも、ワクチンがどんな影響を体に及ぼすのかが分かります。オランダでは別記事でも紹介した様に義務つけられたワクチンはゼロです。任意のワ クチンに関しても三年に一回、それも抗体検査をしてからのワクチン摂取決断というやり方がどんどん一般化してきてます。昨日も1歳になる犬の抗体を調べま したが、1年ほど前に仔犬ワクチンを二度ほど打ち、1年後も十分な抗体(最高レベルの6でした)を持っており、ブースターと言われる追加免疫効果は全く必 要ないという診断となり、再抗体検査は3年後というアドバイスを出しました。我々が抗体検査をした90%の(子犬時代の接種を受けている)一歳犬が、まだ まだ十分な抗体を所持しており再接種は必要ないと診断を受けてます。
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日本の狂犬病摂取に関しても半世紀前に発生し、その後の感染は報告されていないのですから、そろそろ発展国に相応しい動物保護法の改正、規制改善を進めて 頂きたいという声が上がり始めてますね。まだまだ議論し改善する余地のある分野です。

しかし、今現在は義務付けられている狂犬病ワクチンの接種を行うしか手がない状況ですので、別記事で動物達を家庭でもデトックス法をご紹介してます。

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