バイオメンター動物病院
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世界中の生食メニュー


犬 猫に生食を与えたいが、どこから始めたら良いのか迷う方が多いそうです。どれも「これがベスト」で「専門家が勧 める」と書いてあり、あれもこれも取り入れ ないと我が子の健康を維持できない、病気を治せないのではと不安にる事もあるんじゃないかと思います。

これは食事内容だけの話ではなく、毎日与えるハーブやサプリの種類、薬膳の基本なども迷いの原因の様です。一旦 始めてしまうと減らす事に不安を感じ、情報 の多さから使う物も増え、それに比例して迷いも増す。

私達が、動物の健康を支える基本としている考えは

「健康体が、その体に合う食事をしていれば、野菜や果物、サプリやハーブなどの補助品をつけなくても、その健康 を維持でき立派な便で答えてくれる。」

とい うことです。

フードから生食に移行中にプロバイオティクスやサプリを使うことは良くある事ですが、数ヶ月後、生食に慣れ立派 な便を作れるのなら、食事以外の補助品を止 めても便の様子も変わらず良いはずです。

健康体であれば下記のメニューにあるシンプルな食事を基本とし、疾病を抱えている場合でも症状に合う厳選した補 助品を使って治療し、その後再発させない体 作りを行う事が大事です。健康体を取り戻した時にまた、シンプルな食事に戻すことを基本に補助品を使う事が望ま しいです。

しかし日本の動物達は「過剰な化学薬品投与」という難関がありますので、デトックスの為に補助品を使う回数も多 いとは思いますが、与え過ぎによる悪影響も 考慮し、多くの種類を毎日使うのではなく、シンプルに的を得た物だけでケアすることが重要です。

健康を維持する基本は二つ!
  • 肉食 動物に合うバラン スの取れた食事の摂取
  • 化学 薬品投与をできる だけ減らす

ネット上では、生食があたかも「知識のある者だけの世界」の様な印象を与えてしまう動きもあり、始めることを躊躇される方も多いと聞きました。

また必要栄養素を完璧に配合する為に苦労したり、日本なら薬膳の基本である「五性」を気にし過ぎて、犬の食事作 りに疲れてしまい断念される方も希ではない ようです。

ここで言える事は、世界中にいる生食派の殆どが、必要栄養素も計算していないですし、サプリも殆ど与えておら ず、薬膳の知識もないですが、愛犬愛猫をしっ かり老犬老猫の年齢まで育て、その間も健康を維持出来ている事例ばかりですので、上記した様な必内容は須事項で はないと言えます。

生食は
  • 流行 ではなく大事な食 事
  • 専門 家の指導がなくて も出来る事
  • 肉食 動物なら食べて当 然の物
  • 生食 では栄養素が足り ない!と言う獣医は知識がゼロである

人でも、カルシウムやリンの割合を毎日計算したり、使う食材が寒性か熱性なのか、等を気にして食事を作る人は少 ないのではないかと思います。

人が、身体に良いと言われる物を、長い目で見てバランス良く摂取することで大丈夫であるのと同じ様に犬や猫もそ れで良いというのが私達の経験です。

病気になるのは上記を行なっていないからではなく、
  • 過剰 な化学薬品投与 (接種)
  • 過剰 なストレス
  • 過剰 な炭水化物摂取
  • 悪質 な脂肪摂取
  • 運動 不足
  • 良質 タンパク質と脂肪 不足
  • 良質 な微量栄養素不足
が大きな原因です。

犬猫の健康維持に大きく貢献する生食を、多くの方に実践して頂く為に、世界中にある生食配分例を集めてみまし た。どれも健康を維持してくれる内容で既に数 十年の臨床経験を積んでいるメニュー達です。

🔶摂取量!
(目標)体重1kgに対し20~40gr、子犬は30~60grが1日の標準摂取量です。活動量によってこの摂 取量も変化します。

✴︎注意事項
  • 肉 (筋肉)には皮膚・ 筋・靭帯を含む
  • 4種 類以上の違う動物 性食材を与える
  • 脂肪 分を十分与えるこ とを決して忘れない
  • 舌・ 心臓・胃壁・肺・ 砂嚢を筋肉として計算するレシピもある
  • 骨に は関節・軟骨を含 む
  • 内臓 には心臓・肝臓・ 膵臓・肺・胃袋・腎臓・脾臓・胸腺、睾丸、卵巣等を含む
  • 「そ の他」は卵・バ ター・生クリーム・ヨーグルト・チーズ・ケフィヤ、ヤギミルク、馬ミルク等
  • 植物 性食材が計算に含 まれない場合で、別に与える時は全体量の5~10%を超えない
  • 微量 栄養素不足を懸念 するならサプリで補う


◉植物性素材が全体必要量の計算に含まない例

例 1
肉+骨 45%(その うち50%骨)
肉+脂肪 25%
内臓 20%
その他 10%
例 2
肉+脂肪 60%
20%
内臓 10%
その他 10%
例 3
肉+脂肪 70%
20%
内臓
10%
その他も与えるが計算に入れない
例  4
肉+骨 80%
脂肪 10%
内臓 10%
その他も与えるが計算に入れない
例  5
肉+脂肪 80%
10%
肝臓 5%
その他の内臓 5%
肝臓は週1回、グラスフェッド動物肝臓を選ぶ
例  6
肉+脂肪 65%(舌・心臓・胃袋・肺・砂嚢が 15%)
15%
肝臓 5%
その他の内臓 5%
その他 10%



◉ 植物性素材を計算に含む例

例 7
肉+脂肪 70%
10%
肝臓 5%
その他の内臓
5%
野菜 7%
果物 3%
例  8
肉+脂肪 70%
10%
肝臓 5%
その他の内臓
5%
野菜&海藻 7%
種子や種実類 2%
ベリー類果物 1%
例  9
肉+脂肪 60%
20%
肝臓 or 心臓 5%
その他の内臓 5%
野菜&海藻 5%
果物
3%
ベリー類果物 2%
例  10
肉+脂肪 70%(舌・心臓・胃袋・肺・砂嚢が 15%)
15%
肝臓 5%
その他の内臓 5%
野菜海藻果物 5%

注:使う素材はスーパーか らの物(三日冷凍という人もい れば2週間冷凍と言う人もいる)であったり、専門業者からも買えます。

オランダで使用されす食材の例
牛、子牛、羊、鶏、七面鳥、鹿、山羊、雉、兎、ヤブノウサギ、鴨、鶉、ダチョウ、馬、カンガルー、ラクダ、鮭、 鱈、鰯、鯖、ムール貝、シロイトダラ、ニシ ン、メルルーサ等


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